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日本独自の漆芸 / 線刻絵画の殿堂へ

 
前田伝統漆工房
 前田浩利の銅版画 No.1 To English 

 
大関・雷電為右衛門  横綱を帯びて−
百鬼妖怪を成敗す。
 

















   
素朴な話、−−
あの雷電為右衛門は
横綱ではなかった。
明和4年(1767)信濃国小県郡大石の生れ、23歳で関脇、21年間で34場所出場して優勝28回、幕内総成績254勝10敗2分14預り、勝率9割6分2厘、9場所連続優勝のまま引退する。古今無双の名大関、その生涯記録ゆえ「雷電の前に雷電なく、雷電の後に雷電なし」と仰がれる。文政8年(1825)没。




 
剛力無双の雷電が、横綱でないことは、日本大相撲史上の不思議といわれています。また、文献や関係資料を調べれば調べるほどに諸説、議論百出で決め手となる定説がないのも不思議です。横綱の起源については、日本書記を宗とし、その論の正統性を主張されているものや、土俵の所作にからむ陰陽師の呪法と、神格の付与、綱の解釈などに、すこし無理があるのではと思われる記述もあります。横綱の本義とは何でしょう。そして雷電には、その横綱の資格がなかったのか、もはやこれ以上の詮索は無用です。ここに皆様に見て頂きたい銅版画の作品があります。 題して《大関・雷電為右衛門、横綱を帯びて百鬼妖怪を成敗す。−−》
1大相撲フアンとして、私は雷電が横綱を締めた姿絵を見たい、という素朴な願望からこの銅版画を制作しました。みなさまの御批評にたえれば、うれしです。登場する妖怪は、重文「百鬼夜行絵巻」の妖怪達です。 相撲絵については次の「七福~相撲遊交の図」も制作して2種で1対としました。制作は約20年前です。このHPで初めて公開いたします。
   
   前田浩利・記  
 
 
雷電為右衛門の像 (腐食銅版画・48px23)
 
   
七福~相撲の像 (腐食銅版画・48px23)


     
源平合戦絵巻/源平の甲冑絵−これも私にとって憧れのテ−マです。源 義経(正面向きの武将)平 頼盛(手前後ろ向きの武将)。源平時代の大鎧ほど眩しく哀しいまでに美しい甲冑は世界に類を見ないでしょう。漆工芸の参画はもちろんの事、日本のあらゆる伝統工芸の全ての技術を結集しての甲冑です。今回私の銅版画でとくに見て頂きたいのは、甲冑の後ろ姿の結びの見事さです。 “日本の文化力”と云える結びの伝承の美しさは、細密銅版画の技法にして初めて細部の表現が可能になったと云ってよいでしょう。
 
徳川家康公出陣/江戸300年太平の世を築いた徳川家康の肖像は、日本武将の代表としてぜひ1枚は描いておきたいもの、という発想から制作したものですが、この甲冑は日光東照宮の奥殿に奉られている甲冑です。この銅版画作品は現在、徳川美術館に収蔵されており、皆様にも見て頂くことがあるかもしれません。
 
仙石政辰公出陣/但馬出石三代藩主の甲冑です。私は日本の甲冑の中で最も美しい鎧の一つに、この甲冑を選びました。胴丸でありながら、源平時代の大鎧の特徴も備え古典的格調の高い甲冑です。日本の武将の姿を世界に知らしめた江戸浮世絵の功績は大きいものがあります、しかし当時の絵師は、名だたる武将の甲冑を見ながら絵にした訳ではありませんから考証も概念的に描かれたものでしょう。現代では全ての文献が揃います。従って日本の歴史上、初めて正確無比な甲冑絵が描けるわけです。
 
   前田浩利・記  

源平の戦い       腐食銅版画(34px26)
画像をクリックして拡大画面でご覧下さい。   
仙石政辰公像 (腐食銅版画・23px17
 徳川家康公像 (腐食銅版画・23px17




     
 私は縁あって米国で展覧会を開催する機会に恵まれました。世界で2つの大きな団体で「蒸気機関とその時代」展という巡回展ですが、ボストンの州議会議場・ド−リックホ−ルにて開催したとき、イギリスの国鉄総裁が見に来られました。その折り、私の作品をご覧になって『さすがはボストンですね!イギリスにも存在しない古典SLの銅版画が、こんなにきれいに残されていたとは、しかも12点も』 と云って驚かれました。
 イギリス蒸気機関車の草創期時代はヨ−ロッパ産業革命に突入しており、あらゆる伝統技術者も転職を余儀なくされ、その時、古典銅版画の技術継承者も、近代の波を被り途絶えたということです。"この時代の技術継承はあなたの仕事ですよ"とも云われました。
 わたくし事で恐縮ですが、アムステルダム国立博物館に私の銅版画が8点収蔵されております。『ヨ−ロッパ伝統の版画技法が東洋の日本で前田氏に引き継がれている事は驚きです。この事は顕彰されねばなりません』といわれています。ここに掲げた銅版画2枚はSLシリ−ズ12点から選んだものです。□富士山と娘達は、東海道を走る国鉄2120形(国産第1号機)。□イギリス古典SL、ミドルトン号(1812)
(登場された方のお名前は明記できません。ご了承下さい)

前田浩利・記  
   
作品価値を保護する−
私(峰村)の古典銅版画形式の作品は、線画です。永続的に作品価値を保護するためと、複製レプリカを阻止するために次の3点の項目を施しています。
 
手漉き紙の耳

40数点ある作品の大きさに合わせてそれぞれ耳のかたちを変えています。
 
透かし

前田峰村の名前の
イニシャルHMを統一した大きさで全ての作品に透かします
  刻印

制作者と制作工房
のシンボルマ−クの刻印を押します。
 
富士山と東海道を走る2120形   (腐食銅版画・36px28)
  英国ミドルトン号(1812)      (腐食銅版画・30px23)
 
私の銅版画作品は、銅版の制作、版面の拭き取りから刷 り上げるまで、全て自分の手仕事です。線による銅版画は拭き取りの技術によっては、版の劣化を早めます。また、紙は越前の手漉き和紙を使用し、作品によって紙の大小と厚みを変えています。


 
□ 私の銅版画作品48点は、未発表です。(一部は米国で作品展を−)
  時を見て、皆様に見て頂きたいと思っています。
   
 
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  出来るかぎりご返事のコメントを送ります。前田浩利 
info@maeda-urushicom  宛てに。  


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