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日本発・世界の画材/スクラッチ漆絵の世界へ−−


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世界初公開!  スクラッチボード作品集 To English 

世界の絵画/油絵・日本画・水彩画・フレスコ画・テンペラ画
    世界の画材    .

《塗って描く!削って描く》
純粋絵画の領域に無限の可能性を広げる  .
新・細密現代絵画の誕生!
前田浩利/作品集
カレンダー制作<世界の道> ロマンチック街道 (原画36×26p)

絵画芸術、版画芸術の概念を越えた超細密絵画の登場です。


カラースクラッチボードという名称の原紙は存在しません−。イギリスのブロゼスボード社が、この原紙を製造し発売されてから約150年の歳月が経過しました。今日まで様々なアーチストが多彩なフイールドでの造形的体験を通して、この原紙で創作の可能性を広げて来られた事でしょう、しかし、私の知るかぎり、カラー作品を発表された方はいません。
いわゆる色彩絵画として世界の絵画史上では、造形絵画の素材としていまだ認定されていないのです。それでは、客観性普遍性ある作品を創り出し、従来の造形言語作品と同様に世界観や美意識などの高い絵画表現が試みられる可能性があるのか、ないのか−−。私は、スクラッチボ−ド絵画の代弁者ではありませんし、もちろん、技法の入門書を書くつもりもありません。しかし、ブロゼスボード社製のスクラッチボ−ド原紙が、現在の様に普及はしても、白黒の技法のみで語られ、それ以外に、この原紙の利用価値はないかの如く時代が進行してゆくことに、大変残念な感慨を持ちつずけている一人です。
私の創作グランドは日本伝統漆工芸における沈金技法の世界がそれですが、二千年前すで
  にこの技法が成立していることと、その技法を修練してゆく過程でスクラッチボード原紙の存在を知り、それによって技法を深めることが出来たこと、(このHPの峰村の線刻画の項をご覧ください) そして時代は又、必然的に私のカラー作品が、電通・博報堂といった広告代理店の目にふれ、先端広告技術として少なからず活躍出来たことを考え合わせますと、私はこの原紙がいつの日か世界の芸術家に迎えられ、数々の名画に彩られるのを待望していたのかも知れません。スクラッチボード原紙は、本来、白黒イラストレーションのみならず色彩絵画の世界において、独創的優位性に満ちた絵画素材であることを、少なからず私の作品を通して理解して頂きたいと思いここに掲載することにしました。そしてこの原紙の為に申しそえる事は、これらの作品は私個人の仕事です。アーチストの皆様がそれぞれの個性でこの原紙にふれ、色彩絵画に挑戦されるとき、100人が100様の芸術が生まれるでしょう。それほどにこの芸術素材は魅力があり、そして又、知られていないのです。
        前田浩利・記
   
     
イタリア海岸道路   ●画像クリックで拡大 アルプス山岳道路 アメリカ海岸道路

ある自動車メーカーのカレンダーのための制作です。「世界の道シリーズ」ですが、白の原板に色を重ね塗り、削ってはその上からまた色を重ね、繰り返しながら完成します。針の先の様な細い線から筆の描画、エヤーブラシと使い分け画面に厚みと奥行き描きだします。表題には、「世界初・スクラッチボ−ド画によるカラー作品」とタイトルが付けられました。尚、カレンダーはその後5作におよびます。
            前田浩利・記
(原画35×25p) エーゲ海の港 カナダの氷河への道




大阪市の中で此花区は日本一変化と魅力に富んだ地域です。この十選の風景を見て頂ければ、そのことが理解出来るでしょう。区役所、住友金属が揃ったところで、私がスクラッチボードで色彩絵画に挑戦することになりました。これは、自由なイラストの技法を取り入れたイラストアートです。
ユニバーサルジャパン・スタジオや街の一画に突如、漁港が現れたり、花と豊かな植栽あふれる集合住宅の街並み、日本有数のヨットハーバーなど都市構造の、どれを取り上げても一流の施設ばかりです。現在、十選を一セットにして美しい絵はがきになっています。また、ユニバーサル通りに街路の展示物として多くの人に楽しまれています。
 

ヨットハーバー   ユニバーサル・スタジオ
リバーサル・なぎさタウン   ●画像をクリックして拡大画面でご覧下さい。 伝法漁港
     
  (原画37×25p) 此花中・高等学校   大阪市舞州庭園  



 
             
世界文化遺産

飛騨白川郷
越中五箇山
の民家
 
相倉集落 (原画37×25p)
白川郷・五箇山の民家シリーズの作品は、国の伝統的集落保存地域指定や世界文化遺産指定の以前から、取材と制作をはじめてをり合せて四季折々の風物も描画しました。制作はまず白黒作品で完成しておき、それを複製し資料として保存した上で、その原画に色を乗せ色彩絵画として完成させます。一枚の原画から2種の絵画が得られるわけで制作の巾が広がり有意義なシリーズ絵になりました。美しい絵はがきとして人気を博しています。

   
白川郷/ 遠山家   白川郷/ 和田家   ●画像クリックで拡大   白川郷/明善寺
   
   五箇山/相倉集落    五箇山/村上家    五箇山/菅沼集落




カラースクラツチボード  
企画物シリーズによるアラカルト作品です。  
越前市/W氏邸 (原画35×25p)
現代は、CG・グラフイック時代と云われています。私から見ればCGによって描かれる絵は、より欠点の多い作品に思えます。
特に建築業界における【建築パース】と云われる構築物を描いた絵では、トラブルが絶えません。それは何故でしようか−−
【1】CG作品は美しく描き過ぎるからです−。これについては多くを語る必要はないでしょう。夢幻しの如くに美しく描かれたカタログ上の建築画を見て、イメージを創り上げてしまいます。実際の物件引き渡し時のトラブルを考えてみて下さい。
【2】CG作品は建築図面通りに描くからです。−これについては説明が必要でしよう。−−私達が実際の建築物を見るときCG作品のように立ち止まって動かない視点から構築物を見ることはありません。右に2歩、左に3歩と移動して建築風景を見ます。つまり、全景を描くときは、一旦建築図面の作図通りに制作し、その後で左右に余裕をもたせる。建築の背景描写もこの理論をもって制作しなければなりません。 スクラッチボード画は手描きです。画面全体から人の温もりや会話などが聞こえる−−そうした建築パース画が時代を超えて求められる所以でしよう。 上記の建築画・W氏邸のパース画は私の制作ですが、建築図面から作図をし、完成したものです。

大阪/此花小学校 大阪遊覧/サンタマリア号 大阪/梅香殿 (原画34×23p)
●画像をクリックして拡大画面でご覧下さい。

前田浩利(峰村)の建築パースの仕事 (抜粋)
□ ニユーヨーク・ワールドワイドプラザビルの全景/他マンション数棟制作
□大建ドムス・マンション全棟制作(日本最初の億ションのマンション企業)
□三菱地所・東京丸の内再開発プロジェクト参加。他
□三井不動産〈ルネシリーズ〉マンション制作
□大京観光・ライオンズマンション・シリーズ制作
□三井ホーム・2x4工法建築シリーズ全棟制作(新聞広告)
□他・日本の大手不動産数社の仕事

純粋絵画の領域に無限の可能性を広げるスクラッチボ−ド画−−
世界の絵画/新・漆絵の誕生です。
 
スクラッチボ−ド画は、白黒イラストから色彩絵画まで、プロフエッシヨナル・アートとして特殊技法の世界です。私自身、この原紙については機会あるごとに啓蒙宣伝、実演もしてきました。一応抜粋しますと−−(1)NHK朝の番組・スタジオ102に出演、この原紙の魅力や特徴を制作実演しながら解説する。(2)女子美では、特別講師として作品の完成までを指導し、削って描くという楽しみを実体験しています。(3)米国ボストンの州議事堂では、展覧会の開催中に制作の実演を行いテレビ取材も受けました。(4)東京商工会議所会館で開催される【世界画材フエアー】では、スクラッチボ−ド画材の啓蒙を担当、制作の実演をする。−−− 以上、抜粋ですが各種イベントを通じこの原紙の魅力を解説してまいりました。 しかし、最初に述べたようにアートの世界ではまだカラースクラッチボードという名称はありませんし、その作品もありません。現在までこの原紙はイラストレーションの為の画材で、適宜に便利に印刷・出版媒体を対象として活用され親しまれてきた画材といえます。私はこのHPの開設とともに、この原紙によって創作される作品は全て純粋芸術作品であると宣言するでしょう。結論をいそぎます。油絵・日本画・フレスコ画・テンペラ画の、−−世界の画材がそうであるように、完成した作品に強固な表面加工を施します。スクラッチボード原板に描かれた絵は透明で精精された漆の樹液によって美しく輝く漆絵となり千年の生命を輝かせます。まさに第四の絵画の誕生です。

               前田浩利・記
 
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スクラッチボードの沿革/登村ヘンリー先生のこと  

私にとってスクラッチボード版は、漆工芸沈金技法の修練の素材ですし、私の創造する線画の原点でもあります。また、コマーシャルデザイン界では、常に各メーカーの製品開発に携わり、市場競争における時代の先端に立ち続けることが出来、技法の錬成という観点から難易度の高い仕事に挑戦出来たことも、最高の制作環境といえるかもしれません。その上に、客観的には、ルーブル美術館オリジナル銅版画の名作40数点から、古典絵画のエキスを吸収出来たと思います。
 
□いよいよ私はここで、一人の大先達・登村ヘンリー先生について語らなければなりません。私はかって漆工芸沈金技法の線画の修業を始めた当時に、米国の「ライフ」という雑誌が発刊されており、その裏表紙の広告のなかに力強い白黒のイラストが掲載されており、その絵に強い衝撃をうけたことがありました。その技法こそアメリカのスクラッチボードという技法であることがわかり、当時、日本で唯一人この技法を伝えておられたのが登村ヘンリー先生であります。当時先生は55才、私は20代後半です。私は東京千駄ヶ谷の先生のスタジオにお伺いし、弟子入りの希望をお伝えしました。そして、次の日から1年半、毎日朝9時から時には夜半過ぎまで先生のスタジオで過ごす事が許され、アメリカでの修業の話やニュ−ヨ−クタイムズ紙の専属の仕事等々、ジャズの話題から移民社会の現実など、先生のお人柄にふれることが出来たことも大きな感慨です。−柔軟な発想と感性豊かな表現者たれ− 芸術を学ぶとは、 「技」を磨くとは−、デッサンとは見えない部分を描くこと−。
□一本の線を引き、十本の線を揃えるという意味は−、線が面にみえるというプロセスはどの様なシステムになっているのか、線を引くペンの角度と位置、腕の移動等々複雑で単純な行為ですが、この部分では今まで一度も公開したことがありません。「君は私の最初にして最後のたった一人の弟子だよ」 と云われた言葉を深くこころにきざんでいます。
             前田 浩利・記


電通報 (1984年9月13日号)
電通の社内新聞です。計3回掲載されました。

ひとことば
特殊なボードの黒く塗った部分を専用のナイフで削っていき、線や点で構成されたイラストに仕上げるスクラッチ。この道25年の前田浩利氏.。「デッサンの段階でどういう質感で仕上げるか考える。スクラッチとは最初に決めたイメージに従って線と点を使い分け、フオルムと質感のハーモニーを作り出すイラスト」と語る。
「見た人が、スクラッチかな写真かな、写真だとすると、どんな製版技術を使ったんだろうと迷うようなスクラッチが優れた作品」とも。商品をスクラッチで描ける人は今ではこの人一人。勉強の方法については「自然物の質感をどうやってボードに移すか考えること。泰西名画をどうやって線と点におきかえるか,くり返し勉強すること」この二つしかない。(電通報・記事)
 ご質問や お尋ね等がありましたら、何でもお寄せください。
  出来るかぎりご返事のコメントを送ります。 

               info@maeda-urushicom  宛てに。



前田浩利の修作・スクラッチボード画ー第1集」も、ぜひご覧下さい。



代表 前田浩利
漆工芸・沈金・色漆蒔絵・漆描画
  前田伝統漆工房 
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